最終更新: 2009-11-05T05:03+0900
いやらしいプラグインだなあ(笑)
しかしこの変哲のないただリンクに見えるもののどこに着目して、googleは小見出しを作成してるんだ。
最終更新: 2013-09-14T00:17+0900
使えないのを知っていて以前から HikiDocフォーマットでタイトルを書いていた。>>20090823 >>20090403
これを HTML化するのは意外と簡単。プラグインでできる。
add_title_proc {|date, title| if title.index('<') title.sub(/<span class="title">([^<>]+)<\/span>/){ %/<div class="title">#{WikiSection.new(CGI.unescapeHTML $1).body_to_html}<\/div>/ } else WikiSection.new(CGI.unescapeHTML title).body_to_html end }
今日のタイトルに含まれる「==日記==ブログ」という部分があまりにわかりにくかったので、HTML化してみた次第。URL自動リンクも有効になって、うまうま。
勘違い発覚。Headingがブロック要素を包含できる気がしていたが、Heading自身がブロック要素だということの記憶違い。<div>を含めちゃだめだ。
修正。
add_title_proc {|date, title| inline_or_nil = lambda{|src| lines = src.split(/\r?\n/) return nil if 1 < lines.length html = WikiSection.new(lines.first).body_to_html return nil if html[0,3] != '<p>' or html[-4,4] != '</p>' return html } if title.index('<') title.sub(/<span class="title">([^<>]+)<\/span>/){|_0| html = inline_or_nil.call(CGI.unescapeHTML $1) html ? %/<span class="title">#{html}<\/span>/ : _0 } else inline_or_nil.call(CGI.unescapeHTML title) or title end rescue title }
それなりにチェックはしてるけど、ブロック要素を返すプラグインを呼んだりしたら(HTMLの文法的に)即アウト。
最終更新: 2009-08-28T23:41+0900
表示方法はこう。
# coding: utf-8 require 'date' add_section_leave_proc{|date, index| diary = @diaries[date.strftime('%Y%m%d')] next unless diary # in case @mode == 'preview' section, sidx = nil, 0 diary.each_section{|sec| sidx+=1 if sidx == index section = sec break end } lm = section.last_modified rescue next next unless lm lm = DateTime.new(*(lm.utc.to_a.values_at(5,4,3,2,1,0))).new_offset(Rational(135,360)) # 日本時間 lm.strftime %<<p class="lastmodified">最終更新: %Y-%m-%dT%H:%M%Z</p>> # 色分けテストとして、あえてタグと同じアングルブラケットで囲ってみた。 }
DateTimeのオフセットの単位がわからんかった。ブラウザのブックマークが「Rubyリファレンスマニュアル - 20051129」だからなあ。るりまには載ってるかも。とりあえず「fraction of a day」(date.rb documented by William Webber)とのこと。慣れない Rationalを使ったもんだから Rational(135,360)と書くべき所に Rational(135/360)と書いてしまい、オフセット 0の結果にしばし首をひねった。Rational()の呼び出しより引数の評価の方が先だからやむをえないことだけど、分数を表現するのにはやっぱり / を使いたい(使ってしまった)。Fixnumと Bignumのシームレスな移行のように、 Rationalへも融通無碍に切り替わって欲しい。利用者には Numericだけを利用しているように思わせる、ということ。必要なときに整数化(小数化)メソッドを呼ぶし、変数に整数(や分母を 1に約分できる分数)が入ってることを利用者が知っていれば、そのまま整数を前提としたメソッドを呼んだりできるといい。変わるのは、整数型の演算結果が整数型であることを前提にした(旧来の言語の呪縛に過ぎない)切り捨て除算がなくなる以外にあるだろうか。それも Pythonみたいに // を割り当てれば、無駄な有理数化、再整数化を避けられる。実感に基づいて、既に通った(んじゃなかったっけな?)議論を蒸し返してみました。俺は整数と小数の垣根を取っ払った JavaScriptを、最初は驚いたけど、評価している。JavaScriptのシンプルさが好きだ。セミコロンインサーションも、Cより怠けることを許していながら、Rubyの改行をターミネータにするやり方よりフォーマットが自由で、最高にバランスがいい(はまるのは returnだけだ)。require 'rational'; 10.to_r/2 とか不格好すぎるでしょ。ハードウェアと型から離れて本質に戻りましょう。算数で割り算と分数は同じものだったはずだ。<追記@2009-08-22>require 'mathn' がつまり Fixnumと Bignumと Rational(と Complex)をより親密にするおまじないでした(いまさら何を)。mathnって、読めない(マスエヌ?)のと名前から中身が想像できないのとで意識せず無視してたけど、Rationalとセットで見かけることが多かった気がする。それはそうと、Rationalや Complexの細々した議論に埋もれて全体の方向性が見えない。Ruby 2.0あたりでは require 'mathn' が不要になっているんだろうか……。</追記>
るりまにはスタンドアロンサーバー版と chm版より、スタティック HTML版を用意して欲しいなあ。chmだと閲覧が IEベースになってしまって、文字の大きさやスクロール量、進む戻るが自由にならなくて使いにくい。マニュアルサーバーを起動しておくのは嫌ですよ。view.cgiで CGIしようとしたらリンクがルートからの絶対アドレスなせいで Not Found。Apacheは既に動いてるから、名前ベースのバーチャルホストや待ち受けポートの追加で、るりまに一つのホスト(or ポート)を与えることはできると思うけど……大仰なのでやらない。base_urlのオプションが用意されてるから view.cgiの設定を間違えてるだけの気もするけど……わからない。
組み込みの Timeが UTCと localtimeしか扱わないのがもったいない。任意のオフセットに基づいた日時を出力したいだけだから、DateTimeは牛刀な印象がある。<追記@2009-08-21>よーくかんがえよー(命令形)、・・・・・・・・・ー。なんてことはない。オフセット分だけ未来(過去)の UTC時刻が即ちローカルタイムだよ。当たり前すぎて俺が何を言いたいのかわからないでしょう。先のスクリプト片の最後は DateTimeを使わずにこう書ける、ということです。
lm = section.last_modified rescue next next unless lm offset = 9 * 60 * 60 # 秒 lm_local = (lm + offset).utc # UTCと見せかけて lmの地方時。 %<<p class="lastmodified">最終更新: %d-%02d-%02dT%02d:%02d%s%+03d%02d</p>> % [lm_local.year, lm_local.month, lm_local.day, lm_local.hour, lm_local.min, offset/60/60, offset/60%60] }
……てなことを、makerss.rbの中の TDiary::RDFSection#time_stringが
g = @time.dup.gmtime l = Time::local( g.year, g.month, g.day, g.hour, g.min, g.sec )
gmtimeに基づく年月日時分秒からローカルタイムを作っている部分を見ていて(遅まきながら)気付いた。gmtimeも localtimeも皮をむけば UNIX epochからの経過秒に過ぎないんだから、どういう意味を持たせるかはこちらの自由だった。まあ、比較はできなくなりますが……(lm.to_i ≠ lm_local.to_i はその意味(同じ瞬間の別表現であること)を考えると望ましくない結果)。</追記>
脱線終了。表示するまでの仕込みがこんな感じ。
主に plugin/makerss.rbからの要請で更新日時を記録したいので、ちょっとした修正では最終更新日時は更新されない。とかいいながら、この日記には変更のあったセクションを見つける別の方法が入っている(20090705p01)ので makerss.rbが最終更新日時を利用するようにはしていない。
最初にポストされた時刻も有用だろうか? 日記だから最初にポストされた日はほとんど確定してるし、時刻まで知りたいとも思わないけど。
WikiSectionに last_modifiedプロパティをくっつけたけど、WikiSection自体はこれを管理してなくて、外部から操作されるだけだってのがいけてない。やっぱり to_src()と initialize()が DUMP & LOADを担う(last_modifiedや authorその他の情報をフォーマットに含める)か、メソッド群を整備してこちらの望む操作を WikiDiary、WikiSection自身にやってもらう(自分でやるから付帯情報のコピー漏れも発生しない道理)のがいい。
「編集」でセクションを追加したとき、更新日時のコピー処理でのぬるぽを修正。(if old_section and...を追加した)
速くなると聞いては捨ておけぬ。
category_anchorでの nil.yearエラーは、起こったのがカテゴリモードだったら既知だけど最新N日表示だから違うし、TDiaryBase@dateは読み出し専用プロパティだから(navi_user.rbのような荒技を使ったりしない)プラグインには変更できないし……。(結局わかりません)
plugin/makerss.rbが直前に変更のあったセクションの他に、過去にちょっとした修正のあったセクションを *.rdfのエントリに加えてしまうのを防げるので賛成。一度考えた回避策はちょっとした修正が *.rdfに反映されてしまうので影響が大きくて断念したし。
という手順を考えた。
セクションインデックスがずれるような変更だった場合は影響範囲が無駄に大きくなるけど、セクションインデックスはセクションIDを兼ねているのでやむなし(URLだって変わっちゃってますから)。
新規作成や修正されたセクションに適用される最終更新日時を、一回の「編集」や「追記」につき一つに限らないと、update_procの中で、変更のあったセクションを見つけるときにアバウトな処理をするはめになりそう。(心配しなくてもそうはならんでしょうが)
先人 > Amazon Product Advertising APIの認証の件 - zorioの日記
Ruby-1.8.7と Ruby-1.8.6では String#force_encoding("ASCII-8BIT")ができず、String#ordもない(ないのはエンコーディングの概念がないからと、String#[]で代替できるからだと思われる)。それらを使い分けるために 2種類のメソッドを用意するくらいなら、unpackで配列経由でいいです。
require 'digest/sha2' def hmac_sha256(key, message) hash = Digest::SHA256 hash_block_size = 64 # bytes (= hash.new.block_length) key = hash.digest( key ) if hash_block_size < (key.bytesize rescue key.size) ikey = Array.new( hash_block_size, 0x36 ) okey = Array.new( hash_block_size, 0x5c ) key.unpack("C*").each_with_index{|key_byte, i| ikey[i] ^= key_byte okey[i] ^= key_byte } inner_hash = hash.new.update( ikey.pack("C*") ) outer_hash = hash.new.update( okey.pack("C*") ) digest = outer_hash.update( inner_hash.update( message ).digest ).digest return digest end
短い秘密鍵は 0を補うって書いてあった。その処理が見あたらないのになぜうまくいくのかと考えたら、0を相手に排他的論理和をとったって何も変わらないのねん。
class Digest::Base
- update(str)
- self << str
- 文字列を追加する。self を返す。複数回updateを呼ぶことは文字列を連結してupdateを呼ぶことと等しい。すなわち m.update(a); m.update(b) は m.update(a + b) と、 m << a << b は m << a + b とそれぞれ等価である。
Ruby-1.9で文字列の連結は怖いので m.update(a + b) と m << a + b と Digest::SHA256.digest(ipad + message) は避けたい。
302 Foundはわかる。リバースプロキシは何するもの?
require 'uri' require 'base64' def amazon_authenticated_query_string( host, params ) re_rfc3986_unreserved = /[^A-Za-z0-9\-_.~]/ query_string = params.to_a.sort_by{|x| x.first }.map{|key, value| URI.encode(key, re_rfc3986_unreserved) +'='+ URI.encode(value, re_rfc3986_unreserved) }.join("&") string_to_sign = <<-"STRING_TO_SIGN".gsub(/^\t\t/, '').chomp GET #{host.downcase} /onca/xml #{query_string} STRING_TO_SIGN amazon_secret_access_key = "XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX" signature = Base64.encode64( hmac_sha256( amazon_secret_access_key, string_to_sign ) ).chomp return "#{query_string}&Signature=#{URI.encode(signature, re_rfc3986_unreserved)}" end
ある日のエントリの一つを更新すると、同じ日の他のエントリまでが更新されたとして上がってくる理由。たぶんそれまでに他のエントリで「ちょっとした修正」を行っていたのだろう。makerss.rbを見てみたら
add_update_proc do makerss_update unless @cgi.params['makerss_update'][0] == 'false' end
ちょっとした修正では日記の更新時に何も行っていない。これを、index.rdfの更新はしないけど cache/makerss.cacheの更新はする、というふうに変えられないだろうか。
目的は、以前に加えたちょっとした修正と、今回の普通の更新で加えた変更とを区別するため。
編集対象のセクションを特定できるなら、cache/makerss.cacheを常に更新することで、以前のちょっとした修正を検出しなくなるようにする必要はないし、むしろ LDRのようにフィードの内容の一字一字を比較するリーダー?(フィードアグリゲータ?)まで騙すことを考えると、cache/makerss.cacheの内容はちょっとした修正以前の古いままにしておく方がいいみたい。
じゃあ、なぜ既にセクション単位で編集を行ってるこの日記で、直前の編集に関係していないセクションまでが上がってくるのか? makerss.rbの変更まで手を回す前にやる気が尽きたから。
update_procに引数の追加が必要なんだけど、改めて具体的に考えてみると単純にセクションナンバー1つを渡せばよいというものでもなさそうだ。セクション2を編集した結果、セクション2がなくなってセクション3が 2に繰り上がってる可能性がある。セクション2が分裂してセクション2と 3になってる可能性がある。
LDRといい update_procの引数といい、万全を期すと二進も三進もいかんなあ。(LDRは使ってないから外せない問題ではないし、update_procは {before=>2, after=>2..3} を渡すだけで済んでしまう気もするけど)
ああ、afterの範囲を確定するのが難しいんだ。変更前に、編集対象のセクションの前にいくつ、後にいくつのセクションがあるかを数えておく手があるけど、場合によったら直前のセクションと結合してしまうことがあるからなあ(セクション2を編集していたはずが、セクション2を削除してセクション1に追記したことになってる可能性がある)。この場合セクション1に変更があったことは無視してセクション2が削除されたことだけを考えていいなら、やっぱり前後のセクション数を数えておく方法でよさそうだ。
makerss.cacheは二つの目的を持ってるんじゃないか。変更のあったセクションを検出する目的と *.rdfのソースにする目的。
そもそも、*.rdfのソースは *.rdf自身で十分じゃないか?(深くわかってるわけじゃないけど) これに変更のあったセクションを特定できる引数が update_procに加わったら makerss.cacheを用済みにできないか。
できない。一日単位の編集機能をなくせるわけじゃないから今と同等の変更検出機能は必要。そうすると *.rdfのソースを makerss.cacheから *.rdfにスイッチする必要もなさそうに思えるけど、……ないかも。(うっかりフィードに紛れ込んだテストコメントは index.rdfからアイテムを削除するのでなく、コメントを非表示にすれば、あとあと甦ってくることもなかったんだ)
makerss.cacheは二つの役割を持っている。
変更のあったセクションの検出能力に難があったので改善を試みる。一日単位の編集機能が存在し続け、rdfのエントリの単位がセクションである限り、変更のあったセクションの検出能力の向上は無駄にならない。
makerss.cacheの日記内容をちょっとした修正でも更新する。
これでちょっとした修正のあったセクションの誤検出はなくなる。だがこの makerss.cacheをもとに *.rdfを作成するとエントリの内容がちょっとした修正後のものになり、LDRなど RSSリーダーによる過剰検知の原因となる。
*.rdfのソースを *.rdfにする。
右から左に流すだけでは過剰検知の起こりようがない。フィードを更新するときにどんな問題が発生するだろう……。手順を考える。
問題は、フィードに含まれる日記やコメントを隠したりセクションを削除したりするとエントリ数が上限より少なくなる、だけだろうか。最初は無理そうに思えたけど、なんだったんだろう。
makerss.cacheから読み込んだものと *.rdfから読み込んだものとは Rubyオブジェクトか文字列かという違いがあるんだなあ。でもそれが意味を持つのは MakeRssNoComments#itemで呼ばれる rdfsec.section.respond_to?( :body_to_html )だけみたいだから、ここを rdfsec.id.index("p") に置き換えれば *.rdfから読み込んだ xml文字列だけで makerss.cacheの代わりができそう。
セクション単位の編集機能があり、makerss.rbが update_procの引数から変更のあったセクションを知ることができれば、今以上の、変更のあったセクション検出能力は特段必要ではない。
makerss.cacheはこれまで通りちょっとした修正では更新されず、LDRをちょっとした修正以前の古い内容でだまし続けることが可能。
日記の書き手はフィードの更新を伴うデリケートな編集作業ではセクション単位の編集を行うことで、余計なセクションが上ってくることを避けられる。
こっちが断然楽そうだ。でも自分の環境で閉じてしまうから代替案なんだよね。
タイトル(脳log)にふさわしい垂れ流しっぷりじゃあないですか?
はるか上の方でこう書いた。
場合によったら直前のセクションと結合してしまうことがあるからなあ(セクション2を編集していたはずが、セクション2を削除してセクション1に追記したことになってる可能性がある)。
何を見て書いていたかというと……
unless body1.empty? current_section = @sections.pop if current_section then body1 = "#{current_section.body.sub( /\n+\Z/, '' )}\n\n#{body1}" end @sections << WikiSection::new( body1, author ) end
解説解説
appendされた Wikiソースがサブタイトルを持っていないもの( body1 )だったら、 最後のセクションを取り除き 最後のセクションの本文( current_section.body, サブタイトルを含まない )と body1を連結し、 新しいセクション( サブタイトルなし )として追加する。
WikiSection#bodyの代わりに WikiSection#to_srcを使わないとサブタイトルが消えてしまう。
body1 = "#{current_section.to_src.sub( /\n+\Z/, '' )}\n\n#{body1}"
サブタイトルのあるセクションに、サブタイトルのない本文を追加したときに、サブタイトルのないセクションができあがるのを防ぎます > fix_and_test_append_without_subtitle.diff
セクション単位の編集機能が追加されていることが前提。そのせいでこの日記でしか使えないから気乗りしなかったんだけど、第一案が手詰まりなのと一つの実験場として可能性を示すために。
update_procに updated_sectionというパラメータを追加し、makerss.rbが過去のちょっとした修正を誤検出するのを防ぎます > add_param_updated_section_to_update_proc.diff
試してみた。SecurityErrorが出た。リンク先の ruby-1.9.1とは違い、こちらは ruby-1.8.7-p72でのエラー内容。
>irb irb(main):001:0> require 'open-uri' => true irb(main):002:0> $SAFE=1 => 1 irb(main):003:0> open 'http://vvvvvv.sn25p.dip.jp/301.rb' SecurityError: Insecure operation - [] from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:577:in `[]' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:577:in `find_proxy' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:147:in `open_loop' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:164:in `call' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:164:in `open_loop' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:162:in `catch' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:162:in `open_loop' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:132:in `open_uri' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:518:in `open' from C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby/1.8/open-uri.rb:30:in `open' from (irb):3 irb(main):004:0>
301.rbはこう。
#!ruby require 'cgi' cgi = CGI.new; print cgi.header({ 'Status' => '301 Moved Permanently', 'Location' => 'http://vvvvvv.sn25p.dip.jp/index.html' });
ホストネームを指定しない場合は大丈夫だった。例えばこんな。
#!ruby require 'cgi' cgi = CGI.new; print cgi.header({ 'Status' => '301 Moved Permanently', 'Location' => '/index.html' });
どこまで by designなんだろう。
過去にこんなことを書いた。
過去の日記を「編集」するとその日の全てのセクションが rdfに上ってくるのね。tDiary-2.3系の目玉はセクション単位での編集機能だなあ。
セクション単位の編集機能を実装しおえて、makerss.rbの対応もやっとくか、とソースを読んでみたらきっちり内容比較をしていた。だから当然、変更されたセクションのみが RSSで上に上がってくる。一文字も変更せずに日記を送信した場合、RSSも更新されない。ローカルの tDiaryで確認した。でもサーバー( http://vvvvvv.sakura.ne.jp/ds14050/diary/ )ではそうなっていない。過去に書いたとおり、どんな場合でもその日のすべてのセクションが上がってくる。
そういえばこんなこともあった。
日記を更新すると、TDiary::Config#data_path/category/ 以下の、カテゴリごとに作られるキャッシュファイルがずいぶんたくさん更新される。全部ではないが半分近い 21のファイルが更新されていた。日記の内容はというと一つのカテゴリしか使っていない。
根が同じかどうかはわからないが、なにかがおかしい。
そういえば、makerss.rbの作成するキャッシュファイルもカテゴリインデックスと同じ PStore形式だった。におう、におうぞ。
必ずしも上がってくるというものでもないみたい。サーバーの makerss.rbも概ね期待通りの動作をしている。うにゅう。
あまりに古い日記を編集していて、makerss.cacheから記事が掃き出されているために変更の有無を確認できない、というのとも違うんだけど。……と思うんだけど。(もういいや)
とりあえず内容を比較する前に stripしてみた。これで様子見。(複数のエントリが同じ時刻に更新されたかのように記録されることがなくなければ O.K.)
if cache[id].section.body_to_html.strip != section.body_to_html.strip or cache[id].section.subtitle_to_html.strip != section.subtitle_to_html.strip then cache[id] = RDFSection::new( id, Time::now, section ) end
最終更新: 2009-12-10T00:55+0900
ルールを守るために未来日記を書く人もいるようですが、これはあくまで普通の日記だし、書いた日付と内容は切り離せないので、一日に複数のエントリを書いたりもします。だから、セクション単位での編集機能を、もちろんブラウザで。
編集画面 | プレビュー画面 | プレビュー画面(競合あり) | 登録画面(競合あり) |
---|---|---|---|
変更内容はこのような感じ。
例えば、2009年2月26日の第1セクションの編集フォームへのリンクはこうなる。
update.rb?edit=1;year=2009;month=2;day=26;section=1
現在編集中のセクションが他の人によって書き換えられていたり、セクションの挿入や削除によってセクションナンバーが変わっていたときは、エラーメッセージを表示して(プレビュー画面でも確認可能)、変更をコミットしない。(「戻る」の後でも直前の編集内容が残っているかどうかは使用しているブラウザ次第)
従来の一日単位での編集では失われていた*著者情報が、セクション単位の編集では保存される。(編集対象のセクションは一番最後の変更者名になる)
ついでに、ある日の編集フォームを利用して、別の日に追記したとき――編集画面で日付を書きかえた後、この日付の日記を編集ボタンを押さずに、登録ボタンを押すことで可能――、記録されていなかった*著者名も記録する。
というわけで、skel/update.rhtml.zhと skel/preview.rhtml.zhは手つかずなので、従来の編集画面と機能になる。
skel/update.rhtml.enと skel/preview.rhtml.enは書きかえたけど動作未確認。
とはいえ、スタイル関連で利用するメソッドは each_section、append、replaceだけなので動くはず(期待)。
ただ、Diary#to_srcが Section#to_srcを単純に連結したものである、という仮定をおいてしまっているのだが、新旧wiki_style、rd_style、emptdiary_style、hatena_style、markdown_styleは大丈夫なものの、etdiary_styleは少しだけ違っているのが若干気になる。(といっても末尾の改行を一つにまとめてるだけなんだけど)
type="submit" name="edit"
上記が共通部分。(ボタンのラベルも送信されるけど、使われないので違ってて構わない)
新旧Wikiスタイルの場合、*.td2にはないよね。
tdiary_styleの場合、書き出される(TdiarySection#to_srcに含まれる)けど、読み込んだらカテゴリの一つになってしまいそう。
etdiary_styleも書き出すけど、読み込みは考えてなさそう。EtdiarySection#initializeに明示的に authorを渡しても使われない。
不毛だ。
プラグインの表示したフォームを送信すると、次の画面が普通の一日分の編集画面になる。<input type="hidden" name="date" value="yyyymmdd"> というようなフォームを埋め込む責任が個々のプラグインに委ねられているのでどうしようもない。
TODO: 元の画面に戻ることを保証することと、プレビュー画面に form_procを表示すること。
プレビュー画面への form_proc表示はもうやってるし、form_procを利用したファイルのアップロードを別タブの編集画面でやれば、変更内容が失われる心配もない。知ってるから困らないけど、わかりにくいのは確か。
一日表示のとき、セクションごとに編集リンクを付ける。
add_subtitle_proc {|date, section, subtitle| subtitle += %Q(<span class="adminmenu edit_section"><a href="#{h @conf.update}?edit=1;year=#{@date.year};month=#{@date.month};day=#{@date.day};section=#{section}" rel="nofollow">[edit]</a></span>); } if @mode == 'day';
サブタイトル(<h3>の中)に関係のないテキストを加えるより、サブタイトルの直前に挿入されるこっちの方がいいかも。
add_section_enter_proc {|date, section| %Q(<span class="adminmenu edit_section"><a href="#{h @conf.update}?edit=1;year=#{@date.year};month=#{@date.month};day=#{@date.day};section=#{section}" title="edit (author only)" rel="nofollow">✍</a></span>); } if @mode == 'day';
問題のコード(再掲)はこれ。あるハッシュのキーについて繰り返しているのに、ハッシュにそのキーが存在しない。(すべてのキーが見つからないわけではないが、見つからないキーはいつでも見つからない)
categorized.keys.each do |c| PStore.new(cache_file(c)).transaction do |db| categorized.fetch(c) #=> key not found (KeyError) db['category'] = {} unless db.root?('category') db['category'].update(categorized[c]) end end
fetchをブロックの最初に持って行くと、そこではエラーにならない。
categorized.keys.each do |c| categorized.fetch(c) #=> O.K. PStore.new(cache_file(c)).transaction do |db| db['category'] = {} unless db.root?('category') db['category'].update(categorized[c]) end end
cache_file(c)の呼び出しが原因。その中でも includeしてある ERB::Utilの u()メソッドが核心。
categorized.keys.each do |c| ::ERB::Util.u(c) categorized.fetch(c) #=> key not found (KeyError) PStore.new(cache_file(c)).transaction do |db| db['category'] = {} unless db.root?('category') db['category'].update(categorized[c]) end end
引数にした文字列のエンコーディングが変わってしまっている。
categorized.keys.each do |c| enc1 = c.encoding; ::ERB::Util.u(c) enc2 = c.encoding categorized.fetch(c) { raise "#{enc1} #{enc2} #{::ERB.version}" } #=> UTF-8 ASCII-8BIT erb.rb [2.1.0 2009-01-11] (RuntimeError) PStore.new(cache_file(c)).transaction do |db| db['category'] = {} unless db.root?('category') db['category'].update(categorized[c]) end end
ERB::Util.url_encodeの定義を見ると、引数の文字列を dupした後にエンコーディングを変更しているにも関わらず、呼び出し元に影響を与えてしまっている。
def url_encode(s) s.to_s.dup.force_encoding("ASCII-8BIT").gsub(/[^a-zA-Z0-9_\-.]/n) { sprintf("%%%02X", $&.unpack("C")[0]) } end alias u url_encode
そんなわけだから呼び出し側(category.rb)で
u( c.dup )
なんてやっても効果はなく、
u( ""+c )
あるいは
u( "#{c}" )
とやって初めて、今回の現象を回避することができた。
これは、文字列の複製を遅らせた結果、期せずしておこった現象にみえる。
バグのはずなんだけど、irbで再現しようと思ってもできないんだこれが。
http://redmine.ruby-lang.org/issues/show/1929
(ここに、見るべき場所を見つけることもできなかった人間がひとり)
* 正しくは ruby-1.9.2dev(2009-02-03)
この断片で理解してもらえるだろうか。
categorized.keys.each do |c| PStore.new(cache_file(c)).transaction do |db| categorized.fetch(c) #=> key not found (KeyError) db['category'] = {} unless db.root?('category') db['category'].update(categorized[c]) end end
あるハッシュのキーについて繰り返しているのに、ハッシュにはそのキーが存在しないという、この不思議。
このとき、c は、
"\xE6\x9C\xAC\xE6\x97\xA5\xE3\x81\xAE\xE8\xB3\xBC\xE5\x85\xA5" ASCII-8BIT
ハッシュのキーリストとそのエンコーディングは、
"\xE6\x9C\xAC\xE6\x97\xA5\xE3\x81\xAE\xE8\xB3\xBC\xE5\x85\xA5" ASCII-8BIT "本" UTF-8 "マンガ" UTF-8 "雑誌" UTF-8
存在しているだろうに……。
さくらインターネット上で tDiary を ruby1.9.1-p0 で動かす - まちゅダイアリー(2009-02-19)(14:57現在、日別表示が不可能な状態。最新表示は可能)
* 正しくは ruby-1.9.2dev(2009-02-03)
手動で migrate.rbを実行して UTF-8化してあったのに、再度 90migrate.rbが走ってしまって、データが壊れた。慌てず ZIPファイルを解凍して元通り。
grepと同じ程度に簡単に、データファイルや tdiary.confのバージョンナンバーをすべて書き換える方法(sed?)が思いつかなかったので、tdiary/lang/ja.rbの migrate_to_utf8を無効化して済ませた。
def migrate_to_utf8( str ) return str to_native( str, 'EUC-JP' ) end
素通しとはいえ migrationは実行されるので、数十から百ちかい数のファイルを開いて書き込んで閉じてといった負荷をレンタルサーバーにかけた。ローカルでは一分以上かかった。
のが嬉しい。気になっていて、よっぽど自分でやってやろうかと思っていたので。
@accesskey_enabledの設定が存在しない(=>nil => falseと判断される)ために、アクセスキーがなくなってしまって戸惑った。ここはデフォルトを過去と互換にして欲しかった(設定名を @disable_accesskeyにするとか)。いまさらだけど。
NaviUserCGIが木偶だからだった。原因は category.rbにはなく、できの悪い CGIのモックを渡した navi_user.rbにある。
class Info include ERB::Util def initialize(cgi, years, conf, args = {}) @cgi = cgi @years = years @conf = conf @category = args[:category] || @cgi.params['category'] @year = args[:year] || @cgi.params['year'][0] #=> NoMethodError: undefined method `[]' for nil:NilClass
class NaviUserCGI attr_reader :params, :referer, :user_agent def initialize(datestr) @params = {'date' => [datestr]} # <<<注目! @referer = nil @user_agent = nil end def request_method 'GET' end end
オリジナルの CGI#paramsは単一のデフォルト値( [].freeze )を持った Hashなんだよね……。
navi_user.rbも recent_list.rbと同じように書き換えてやろうか。
* 一か所、大文字も小文字も存在しない配列のソートを普通のソートに戻しました。
自分好みの見た目に拘るようになるにつれ、既存のテーマから得られる部分が減り、打ち消す手間が目立ってきた。そろそろ一から積み上げる方が楽だと感じたので。
公開されるテーマは汎用性を求められるぶん、個人的には冗長だったり、かゆいところに手が届かなくて CSSを追加したりする必要があったりするが、公開を前提としない自作なら、十分かつ必要最小限なものになる。(この現状を十分とは口が裂けても言えないけれど)
以下、備忘録としてスタイルを決めた際のポイントを。(すごく雑多)
ヘッダとフッタに関してもポイントを。(未来の自分が思い出せるように)
古い日記はレイアウトが崩れてるかも。過去の日記の凍結(ヘッダ、フッタ、プラグインの出力を日記執筆時点のものに固定)という名の HTML書き出し機能が欲しい。
実は squeeze.rbを少し変更してヘッダ、フッタを含む HTMLを書き出し、mod_rewriteを使ってその HTMLファイルが存在するときはそちらを参照するように .htaccessで設定したりしていた。
RewriteEngine on RewriteBase /ds14050/diary # Rewrite rule1 # shows static html, if exists. RewriteCond /home/vvvvvv/www/cgi_file/ds14050/diary/snap/$1.html -f RewriteCond %{REQUEST_METHOD} =GET [OR] RewriteCond %{REQUEST_METHOD} =HEAD RewriteCond %{HTTP:Cache-Control} !=no-cache [nocase] RewriteRule ^([0-9]{8})\.html$ /cgi_file/ds14050/diary/snap/$1.html [L]
でも静的 HTMLをブラウザが直接参照するので tDiaryが起動せず、リファラの記録が行われなくなるし、多分ツッコミ(&トラックバック)が入るだけで HTMLが新しく生成されてしまう。翌日の日記へのナビゲーションリンクも基本的に出ない。ツッコミの読み込みとリファラの記録を静的 HTMLに埋め込んだ JavaScriptで行うことで、内容を最新に保ちつつ HTMLの生成を抑制できるが、実際にやってみるほどのメリットを見いだせず。スクリプトを実行しないブラウザ対応もパッと思いつかない(使える道具って<script>と<noscript>だけなのだろうか。コメント部を別 HTMLファイルとして保存して SSIで埋め込むとか……。うーむ)。
requireの処理の中で、セーフレベルを一時的に 0 に下げる部分があって、この範囲を広げることで、SecurityErrorが出ないようになっていた。(3日前)
画像は、tDiaryの amazon.rbが、リポジトリから持ってきただけの素の Ruby-1.9.2dev(2009-02-03)上で動いているところ。
既に正式版がリリースされて*しまって*いる Ruby-1.9.1との違いを、先月の日記に書いた例で見ていくと、
irb192> RUBY_DESCRIPTION => "ruby 1.9.2dev (2009-02-03) [i386-mswin32_90]" irb192> $SAFE=1 => 1 irb192> require "a" SecurityError: cannot load from insecure path - Y:/.../Desktop/a.rb from (irb):3:in `require' from (irb):3 from C:/Program Files (x86)/ruby/bin/irb192.bat:20:in `<main>' irb192> require "a.rb" SecurityError: cannot load from insecure path - Y:/.../Desktop/a.rb from (irb):4:in `require' from (irb):4 from C:/Program Files (x86)/ruby/bin/irb192.bat:20:in `<main>' irb192>
2009-02-03版の ruby-1.9.2devでは、$SAFE=1のとき、カレントディレクトリのスクリプトを requireできない。これは $:($LOAD_PATH)に汚染されていない "." が含まれていようと、require の引数の文字列が汚染されていなかろうと、requireできない。見つけた抜け道は、絶対パスで requireするか、$:($LOAD_PATH)にカレントディレクトリを絶対パスで追加すること("."が含まれる場合はそれより前に追加する必要もある)。
ruby-1.9.1の結果は Release Candidateのときと変わらず、
irb191> RUBY_DESCRIPTION => "ruby 1.9.1p0 (2009-01-30 revision 21907) [i386-mswin32]" irb191> $SAFE=1 => 1 irb191> require "a" SecurityError: Insecure operation - require from (irb):3:in `require' from (irb):3 from C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/bin/irb.bat:20:in `<main>' irb191> require "a.rb" a.rb required. => true irb191>
ruby-1.9.1では、拡張子を付けてやるとカレントディレクトリのスクリプトも requireできる。拡張子を付けないときに requireできないのは ruby-1.9.2devも同じだが 、ruby-1.9.1には ruby-1.9.2devにない爆弾がある。$SAFE=1のときの拡張子を付けない requireは、添付ライブラリの requireであっても失敗したりする。
irb191> $SAFE=1 => 1 irb191> require "stringio" SecurityError: Insecure operation - require from (irb):2:in `require' from (irb):2 from C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/bin/irb.bat:20:in `<main>' irb191> require "stringio.so" => true irb191>
これが原因で、tDiaryを ruby-1.9.1で動かすのは絶望的だと思っている*。(ruby-1.9.1はリリースされちゃったし、スクリプトで対応できる範囲を超えているから)
この部分は SecurityErrorが出ない方向に修正されると思っていたから、ruby-1.9.2devで両方のパターンが SecurityErrorになったのは意外。
ruby-1.9.2devでは、汚染されたパスが $:($LOAD_PATH)のどの位置にあるかが重要。
irb192> $SAFE=1 => 1 irb192> $:.unshift "!tainted!".taint => ["!tainted!", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/site_ruby/1.9.2", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/site_ruby/1.9.2/i386-msvcr90", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/site_ruby", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/vendor_ruby/1.9.2", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/vendor_ruby/1.9.2/i386-msvcr90", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/vendor_ruby", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/1.9.2", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/1.9.2/i386-mswin32_90", "."] irb192> require "cgi" SecurityError: cannot load from insecure path - Y:/.../Desktop/!tainted!/cgi.rb from (irb):3:in `require' from (irb):3 from C:/Program Files (x86)/ruby/bin/irb192.bat:20:in `<main>' irb192> $:.push $:.shift => ["C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/site_ruby/1.9.2", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/site_ruby/1.9.2/i386-msvcr90", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/site_ruby", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/vendor_ruby/1.9.2", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/vendor_ruby/1.9.2/i386-msvcr90", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/vendor_ruby", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/1.9.2", "C:/Program Files (x86)/ruby/lib/ruby192/1.9.2/i386-mswin32_90", ".", "!tainted!"] irb192> require "cgi" => true irb192>
ruby-1.9.2devでは、$SAFE=1で、汚染された LOAD_PATHからスクリプトを requireすることはできないが、汚染されていない LOAD_PATHからスクリプトを先に見つけた場合は、requireに成功する。ruby-1.9.1(とruby-1.8.7-p72)ではどうだったかというと、より厳しくて、
irb191> $SAFE=1 => 1 irb191> $:.unshift "!tainted!".taint => ["!tainted!", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/site_ruby/1.9.1", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/site_ruby/1.9.1/i386-msvcrt", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/site_ruby", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/vendor_ruby/1.9.1", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/vendor_ruby/1.9.1/i386-msvcrt", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/vendor_ruby", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/1.9.1", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/1.9.1/i386-mswin32", "."] irb191> require "cgi" SecurityError: Insecure operation - require from (irb):3:in `require' from (irb):3 from C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/bin/irb.bat:20:in `<main>' irb191> $:.push $:.shift => ["C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/site_ruby/1.9.1", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/site_ruby/1.9.1/i386-msvcrt", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/site_ruby", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/vendor_ruby/1.9.1", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/vendor_ruby/1.9.1/i386-msvcrt", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/vendor_ruby", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/1.9.1", "C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/lib/ruby/1.9.1/i386-mswin32", ".", "!tainted!"] irb191> require "cgi" SecurityError: Insecure operation - require from (irb):5:in `require' from (irb):5 from C:/Program Files (x86)/ActiveScriptRuby-1.9.1/bin/irb.bat:20:in `<main>' irb191>
ruby-1.9.1では、汚染されたパスが一つでも $:($LOAD_PATH)に含まれると、(相対パスでの) requireはできない。絶対パスならできるが、そんな書き方はしないので $:($LOAD_PATH)に追加するパスは常に untaintしなければならない。
requireしたときのカレントディレクトリの扱いに、不満が残る。
多分、従来の Ruby、ruby-1.9.1や ruby-1.8.7は $:($LOAD_PATH)の要素の汚染状況なんて気にしていなかった。$:に含まれるか含まれないかだけが重要。2005年から現在まで変わっていない、リファレンスマニュアルのこの記述がそれを物語っていないか。
Level 1以上では起動時に以下の違いがある
- 環境変数 RUBYLIB を $: に加えない
- カレントディレクトリを $: に加えない
- (以下略)
その方針に異議を唱えるものではないけれど、この方式には、セーフレベルによる分岐が起動時に限定されるという制限がある。コマンドラインオプション -T を指定したときにしか有効にならず、$SAFEを使ってセーフレベルをコントロールするシナリオでは機能しない。
ruby-1.9.2devは、$:($LOAD_PATH) の要素の汚染状況に注目することで、$SAFEを使ってセールレベルをコントロールする場合でも「環境変数 RUBYLIB を $: に加えない」「カレントディレクトリを $: に加えない」のと同等の制限を課せる可能性を持っている。つまり、「環境変数RUBYLIBとカレントディレクトリは常に $:($LOAD_PATH)に追加される。ただし汚染された状態で。」ということ。
それなのに現在の ruby-1.9.2devの、$SAFE=1の下での requireに対するカレントディレクトリの扱いは、ruby-1.8.7より、むしろ退化している。
ruby-1.8.7では $:($LOAD_PATH)に "." を追加したり取り除いたりすることでカレントディレクトリの扱いを、セーフレベルによらず、スクリプトがコントロールできた。
拡張子の有無で結果が変わる、動作に筋の通らない ruby-1.9.1の requireは論外として、
ruby-1.9.2devでは、カレントディレクトリのスクリプトの requireは $:($LOAD_PATH)によらず、SecurityErrorになる。カレントディレクトリを絶対パスで $:($LOAD_PATH)に追加することでコントロール可能だが、既に含まれているかもしれない "." が邪魔をする。ruby-1.9.2devは、$:($LOAD_PATH)に含まれる "." の汚染状況(あるいは "."が $:に含まれないこと)によってのみカレントディレクトリの扱いを変えるべきで、カレントディレクトリが特別に SecurityErrorになる、現在の ruby-1.9.2devには同意できない。
セールレベル1ではまだスクリプトを信用しているのだから、少なくとも ruby-1.8.7と同等のコントロールをスクリプトに渡して欲しい。
requireが利用する File.expand_pathの仕様によりカレントディレクトリからの相対パスが汚染されるのだろうが、File.expand_pathは requireが $:($LOAD_PATH)に依拠していることを知らないのだから requireが何とかすべき。
* その後の変更で、ruby-1.9.1らしき挙動の requireを検出したときはセーフレベルを 1から 0に下げてプラグインを実行することになっている。セーフレベル0なら今回のことは関係ないから。セーフレベルを下げるという発想は全く頭になかった。なんか、こう、負けた気がするからだろう。ruby-1.9.0だとセキュアモード(セーフレベル4)で動かないという話もあったけどどうなったんだろう。