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脳log[20070401] まどろっこしい と まだるっこしい。手をこまねく と 手をこまぬく。



2007年04月01日 (日)

まどろっこしい と まだるっこしい。手をこまねく と 手をこまぬく。

自分で使うのは「まどろっこしい」と「手をこまねく」。「まだるっこしい」と「手をこまぬく」は小説でその存在を知った。どちらの表現も複数の著者により使われていて、どちらかが間違いとはすぐに言えない。

まどろっこしい
まだるっこい。(ATOK/明鏡国語辞典)
まだるっこしい(間怠っこしい)
まだるっこい。(ATOK/明鏡国語辞典)
まだるっこい(間怠っこい)
じれったいほど動作や反応がのろい。まだるこい。「まだるい」を強めていう語。(ATOK/明鏡国語辞典)
まだるい
<<変換できず。辞書の見出しもない。>> (ATOK/明鏡国語辞典)
こまねく(拱く)
腕組みをする。こまぬく。「手を─(=何もしないで傍観する)」◇「こまぬく」の転。近年、「こまねく」が使われることが多い。(ATOK/明鏡国語辞典)
こまぬく
<<「こまぬく」が見つかりません。>> (ATOK/明鏡国語辞典)

まだるい、まだるこい、まだるっこい、まだるっこしいが主流みたい。

こまぬくは古い表現で、今はこまねくを使っても間違いではない。『こころ』には こまぬく の方が使われていたが こまねく の間違いというわけではなかったのだね。