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脳log[20140908] フロントをディスクブレーキ化



2014年09月08日 (月)

最終更新: 2014-09-23T22:29+0900

[BAD BOY] フロントをディスクブレーキ化

 20140906 油圧式ディスクブレーキをフロント用に購入した。

  • レバー=シマノ SLX BL-M675B。キャリパー=シマノ SLX BR-M675-MF(F03C-M/フィン付きメタルパッド)。ディスクローター=シマノ SM-RT66-M 180mm。ブレーキホース=シマノ SM-BH90-SB 1000mm。
  • ローターには取り付けボルト(6つ)が同梱されていた。アダプタ(SM-MA-F180P/S)には取り付けボルト(2つ)が同梱されていた。念のために買ったスチールボルト(12本入り)は無駄になった。
  • ローターを次は Ice-Tech(三層構造)のものにしたい。型番でいうと SM-RT86M(¥4000)。6穴ハブなんだからシマノにこだわらない方が選択肢が多かったりする。HAYESは効きが高評価。オイルは毎年交換するものらしい。使い方によるしタッチの劣化が気にならないならその限りではないが。レバーを握った状態で固定するとそのうち(一週間後とかね)シールからオイルが漏れてくるらしい。完全にエア抜きができていれば案外立ててもひっくり返しても空気を噛んだりしないらしい。でもそれってオイルが膨張して勝手にピストンを押したりしないんだろうか。

 20140908 ディスクブレーキ(SLX M675B)取り付け完了。

  • ブレーキホースのレバー側の固定について。締め付けたボルトにオリーブという部品が押しつぶされ変形して完了するのだが、不明な点が2つ。

    1. ブレーキホースが抜けない理由。
    2. ブレーキホース交換に際して変形したオリーブが中に残らず抜けてくる仕組み。

    仮の回答。オリーブは外側にではなく内側につぶれてコネクティングインサートとのあいだにブレーキホースを挟み込んで一体化する。オリーブがボルトに阻まれて抜けないからホースが抜けない。

  • 万力なんて普通ないよね?アンギラスで握った固定用ジグのへりを台に乗せて金づちでコネクティングインサートを叩き込んだ。
  • オリーブの位置についてわからないこと。端から2mmだとシマノの説明書にはある。だがコネクティングインサートを押し込んだ後でもオリーブは自由に動き、抜き差しもできる。レバーの内部にホースを差し込んだとしてもオリーブの位置はレバーの内部の径によってのみ決まり、ホースの端から2mmの位置に固定などできない。コネクティングインサートを押し込む際のガイドとして流用するための指示だったのだろうか。大して重要でないくせに無駄に詳細で困惑させられた。それよりもホースをレバーの再奥につっこんで固定しておくのが重要。
  • エア抜きに使うシリンジ(注射器型のあれ)がなかったのだが、じょうごとホースと袋だけでもなんとかなった。キャリパーから注入するかレバーから注入するかの違いだけだしね。その代わり、キャリパーからのエア抜きとレバーからのエア抜きを2セット行った。2セット目でも下からと上からどちらからも気泡が出てきた。レバーの握り具合(★)から判断して3セット目はやらなかった。★むきになって強く握ればどこまでもにぎれそうなぐにぐにではあるが、サーボウェーブ(※動き出すまでが固い。キーボードのクリック感を演出する抵抗の変化を想像するとよい)の作動領域(=握りのあそび、レバーの遠さ)を最小にするとレバーの動きに即座に反応して急速に抵抗が増していく。この感触はブレーキホースの弾力なんかね?最後まで残った空気を圧縮してるのかね?
  • 7mmのメガネレンチもなかったので小さいモンキーでブリードニップルの開け閉めをした。同じモンキーで Vブレーキの台座も外した。モンキーは(非対称なのを見ればわかるが)回す方向が決まっている。幅を合わせるときは閉めて合わせるのではなく開けて合わせる。実はメガネレンチをアマゾンで昨日注文していたのだが待てなかった。ちなみに同時に注文したT25も到着が待てなかったのでホームセンターで買ってきて作業した。ブリードニップルのゴムキャップは脱落しないようになっているのだが、完全に外してしまった方がゴムホースを深く挿入できてエア抜きの最中にホースが抜ける不安を減らせる。
  • キャリパーの位置調整は、ボルトを締める前の仮決めではしっかりパッドがローターから離れているのに、レバーを握りながらキャリパーを完全に固定すると引きずっていた。レバーを握るとローターがたわむ。キャリパーでなくローターの方が動いてら。2回やって2回とも同じなので手でテンションを掛けながら締めたら解消した。一発ではなかったけどこの調整の容易さはさすがのポストマウント方式。ここで突然トイレの窓の話。ラッチが前後方向にずれてる場合は受けを前後させるように、上下方向にずれてる場合は出っ張りを上下させるようにとの注意書きがある。それぞれの取り付け面が垂直に交わっているので、共通の移動軸が1本(左右)と固有の移動軸が1本ずつ(上下/前後)の計3本の調整軸。キャリパーの取り付け面をローターの面と垂直にして調整用の軸を増やしたのがポストマウント方式。そりゃあ普及します。他分野ではラジアルマウントと呼ばれるものがあるらしい。
  • ブレーキホースの固定はフォークの内側に付いていた CATEYEのサイクルコンピュータのセンサーの内側に引っ掛けた。長さの関係で外向きにテンションがかかってるし、キャリパー-フォーク-ハンドル-レバーの位置関係って変わらないから外れそうにない。とはいえ、リヤブレーキワイヤーとシフトワイヤーは動くのでマジックテープを補助に使った。このマジックテープはエア抜きの時にレバーを握った状態で固定していたもの。
  • フロントを Vブレーキからディスクブレーキにかえたのにはいくつか理由がある。

    1. 雨天でも変わらない性能に期待して。カートリッジ式 Vブレーキシュー M70R2は雨の下り坂などでブレーキをかけ続けるとすぐにガシュウウウウウウとやすりがけでもしてるような音がするので握ったり離したりして掃除しないといけない。またこの M70R2の使い心地は、晴天に限るのだが、S70Cに劣っている。それでも M70R2を使っていたのは数度の雨天走行で溶けてなくなったりしないから(雨の S70Cは使い心地を云々できる物ではないということ)。メタルパッドは溶けないだろうと期待しているし、バイクでおなじみ油圧のタッチにも期待している。
    2. Vブレーキの効きが周期的に変化してコントロールが難しい。完成車付属のホイールなので今年で8年目。リムの偏摩耗が原因。ホイールにお金を出すかブレーキにお金を出すかという選択だった。6穴ローター対応のハブだったのでディスク化にあたってホイールの変更は不要だった。

以上の文章は/ds14050/badboy/log/[BADBOY] meter-log.txtからのコピペ。

すでに済んだ後だけど、シマノが定める詳細な作業手順が断片的にしかわからなかった。パーツに付属していたのは大部分が一般的な注意を記した同じ内容のものだった。キャリパーとレバーの構造(バンジョーを取り付けるのはどこ?どっちが上?じょうごを取り付けるのはどっち?どこが調節部位でどこが構造部品?)はスモールパーツリストで確かめた。http://si.shimano.com にアクセスするとディーラーマニュアルというものがダウンロードできたらしい。製品情報からアクセスできるようにしてください。あと旧製品の情報にもアクセスできるようにしてください。スクリプトで展開するドロップダウンリストを唯一のナビゲーションにしないでください。


あ、やっぱり。

44 :ツール・ド・名無しさん:2013/03/22(金) 00:38:11.48 ID:???
    締めすぎてオリーブが潰れすぎ、ホースがレバーやキャリパーから抜けなくなった例は聞いたことがある。 

レバーの内側が先細りになってたら抜けやすいかもね。

こちら(↓)はすでに試した感想と一致している。

49 :ツール・ド・名無しさん:2013/03/22(金) 20:22:31.77 ID:???
    漏斗は必須だけど注射器は必須じゃない
    使えばブリーディングで使うオイルの量を減らせるから使うけど

50 :ツール・ド・名無しさん:2013/03/22(金) 21:53:17.23 ID:???
    >>46
    リザーバー開けて上からやるならどちらも不要。
    ただしめんどくさい時間かかる 

XTRではないけど組み付け前と後のサーボウェーブの感想が598と同じ。

598 :ツール・ド・名無しさん:2013/06/10(月) 20:46:34.13 ID:???
    現行のXTRサーボウェーブに文句ある人って、もしかして実際に山で使った事ないのでは?
    確かに組み付け前に握るとまさに磁石って表現が上手いと思うけど、
    山で実際使うとレバータッチに不満は無いけどな。 

サーボウェーブっていうのはレバーの軸(?ピストンを押す位置?)が移動する機能らしい。支点が移動しててことか減速比みたいなものが変化するような。力がいらない握りはじめはパッドの移動量を大きくしておき、パッドがローターに当たってからはその逆で、レバーの移動量を大きくすることで握る力の上昇を抑え、また、コントロール性を増す、というような。

改めて見てみるとシマノのページにそのまんま同じ効用が書かれていたけど、原理を示してくれないと、調子のいいこと書いてんなーと感じるだけで真剣に受け取らないよね。名前がそれを示していたのかと思って調べてみたけどあんまりそうでもない。「サーボ‐ブレーキ【servo-brake】ブレーキ‐ペダルをふむ力に応じて、他の力源によって、ブレーキ操作力を助けるブレーキ。他の力源としては電力・空気圧・真空・油圧を用いる。(広辞苑 第六版)」

ところでたとえば、パッド側のあそびを打ち消すようにレバー側にマイナスのあそびを付けられたら、最初から弱い力と大きい移動量(それでも握りきってしまわない)で握れるのに加えて、リニアに反応するブレーキになるんじゃないのかと思うんだけど。油圧の原理・構造・制限を理解していない思いつきだけど。引きずりやすくなるかな。

【SHIMANO】XTレバー:脱サーボウェーブ!:MTB CUSTOM BLOG:So-netブログ

べつにサーボウェーブに不満はないのだけど、レバーを近づけるとシフトレバーとの間に指が挟まってブレーキの邪魔をするのが問題なわけで。とくにシフトアップが連続する発進のときに。ブレーキレバーの形で改善できる問題でもあるしシフトレバーを中央に寄せてもいいけど、後者は違和感が大きくてやめた。