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脳log[20170826] 新しいキーボード(赤軸・テンキーレス)が来た。



2017年08月26日 (土)

最終更新: 2017-09-01T03:21+0900

[COSMOS] 新しいキーボード(赤軸・テンキーレス)が来た。

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 今のキーボード

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2009年からちょうど8年間くらい使ってる。最近ときどきあるキー(Nだったり Tだったり)が全く入力できなくなったり、Enterキーが2重に入力されたりしていて、ケーブルの断線を疑っていた。Enterキーが特に致命的で、日本語変換をしていて確定と同時にフォームが送信されることがたびたびあって、精神衛生上大いに問題だったので急いで新しいメインキーボードを調達したというわけ。

前々から赤軸とテンキーレスと漆塗り筐体に注目していて(20140103)、でも何枚もキーボードがあっても死蔵するだけだしと諦めていたので、渡りに船だったというのもある。

 赤軸

リニアで重たい黒軸の低反発バージョン。たしか前のキーボードを買ったときにはまだなかった。以前黒軸を「キータッチは重い。努力の必要なく底付きが避けられるほど。Realforceみたいなのをバチバチ叩かないための打ち方矯正キーボードではないか」と書いたのだけど、もはや矯正は完了したと思われるので低負荷の赤軸を使ってみたかった。(Realforceは PS/2接続が選べなかったり、Winキーが抜けていたりしてちょうどいいのがなかった。Winキーに関して今は違うとしても遅い)

日記を書いたりプログラミングをしてるときっていうのは案外考える時間が挟まることで適度に手が休んでいるのだけど、用意された原稿を PCに入力するみたいな単純で連続したタイピングではそれがなくて、手のひらが強ばって痛み出してくる。それが赤軸では軽減されるのではないかなと。なかなかそういう機会もないけどね。

黒軸でタイピングの調子が良いときはリズムがある。両手を上から下へ下ろす大きな動きがあって、その動きの間に両手の指がもにょもにょっと動く。ペチペチでもタタタンでもなく、もにょもにょっというのがポイント。そしてまた両手を持ち上げて、タイプする内容を確認して、一瞬の溜めで運指の計画が作成されるのを待ち、下ろす。

 テンキーレス

それほど深刻ではないスペースの問題。実際のところテンキーは有用。数字や日付の素早い入力が可能だし、マウスキー機能でマウスがない非常時でもポインタの操作が可能だし、Home/End/PgUp/PgDn/Del/Ins/↑/→/↓/←キーの代わりができるし、右下隅という狙いやすい位置にエンターキーがあるし、複数行コメント(/*...*/)を隣り合った2つのキーを連打することで開始できる。自分はこのように日々必ずテンキーを使っている。トラックボールを左手で操作しているので右手のマウスがテンキーに押しやられて遠くなりすぎるなんてこともない。テンキーは有用。だけどなくても困りはしない。どうしても欲しければテンキーだけを追加することができるが、たぶんそこまではしない。そういう存在。

フルキーボードから移ってきて、キー配置は標準的なものの意外にも打ちにくさを感じる。無意識にキーボード右端からの距離を測っていたようで、Home/End/PgDn/PgUpキーを押すときに指が右端から落ちそうになるのを恐れてためらってしまう。すぐ慣れるといいが。

 Majestouch 2

前のキーボードはスタビライザーがちゃりちゃりうるさいと書いたが、これはそんなことがない。キーを外してみたらグリスが塗ってあった。考えることは同じか。

 キートップが真っ黒で前側面に印字

自分が普段いかにキーボードをチラ見していたかを知る。ちょっと打ちにくい。特にテンキーに頼っていた数字が。

キャップの重さでタイプの感じが変わるので、赤軸の標準の感触を確かめてから2色成形のキーキャップに変えるつもり。そちらは普通の天面印刷……印刷ではないけども。

キャップの高さが2色成形と付属のとで違うのを利用して、Altと Winキーだけ低めのキャップにしてる。どちらもうっかり触るとうっとうしいことになるキーなので間違えないように。

 USB・PS/2兼用

USB・Bluetooth兼用タイプならケーブルが脱着式で断線しても交換が可能なのになぜ? PS/2なら BIOSで設定したホットキーで PCの電源が入れられる。スタンバイ(S3)からでも休止状態(S4)からでも。シャットダウン状態からでもたぶんできたはず。いずれもマザーボードによる。

PS/2延長ケーブルと付属の PS/2-USB変換コネクタを通してキーボードをつないでるけど、キーボードと変換コネクタの間は普通にプラグアンドプレイしてる。PS/2なのに。

 

印刷との違いをどこに見出すか考えてしまう。漆は表面処理であって材質はプラスチックで変わらないし、素材を水分から守るという実用性が期待されているわけではないし、機械による印刷よりもデザインに制約がかかりそうだし、印刷にコピーされたとしても優る価値とは。画像だけを頼りに選ぶのは難しい。しぶき塗りと漆黒と悩んだ結果、金粉というマテリアルで選んでみたわけです。それを言ったら漆も特徴のあるマテリアルだけども、あんまり滑らかでわかりにくいよね。現代は安価な代用品がいくらでもある。

矢印キーの上の平面で右手を遊ばせたり指先でコツコツ叩いたりするのだけど、そこにあばたがあるのですね。わざわざ粗を探したりしないし、他の場所であれば、また、目であれば見過ごしていただろうけど、指先を欺くことはできないのだった。気になってひっかいてしまう。画竜点睛を欠く感じ。